↑鞠・鞠挟 一組 江戸時代 18~19世紀 サントリー美術館 【通期展示】
→国宝 浮線綾螺鈿蒔絵手箱 一合 鎌倉時代 13世紀 サントリー美術館 【通期展示】
↓色絵七宝繋文茶碗 一口 野々村仁清 江戸時代 17世紀 サントリー美術館 【通期展示】
↓花器「カトレア」 一口 エミール・ガレ フランス 1900年頃 サントリー美術館 【通期展示】
本展は、美術館のコレクションから、「メイヒン」と称してさまざまな視点から見た多彩な作品を紹介するもの。 通常「名品」と言われる作品群は国宝や重要文化財に指定され、その芸術的な価値の高さを誰もが認めるようなものを指しているが、本展で今回「迷品」と題して紹介される作品は、これまでほとんど注目されず、展覧会にもあまり出品されてこなかった作品にスポットが当てられている。それらを美術館が誇る国宝・重要文化財指定作品とともに紹介される。→国宝 浮線綾螺鈿蒔絵手箱 一合 鎌倉時代 13世紀 サントリー美術館 【通期展示】
↓色絵七宝繋文茶碗 一口 野々村仁清 江戸時代 17世紀 サントリー美術館 【通期展示】
↓花器「カトレア」 一口 エミール・ガレ フランス 1900年頃 サントリー美術館 【通期展示】
展覧会の構成は6章で、まず、漆工芸品を紹介した「第1章 漆工 生活を美で彩る」、サントリー美術館の絵画コレクションから「第2章 絵画 おおらかな心で愛でる」、美濃焼、伊万里、鍋島、京焼など日本の陶磁を紹介する「第3章 陶磁 人類最良の友と暮らせば」、人々の身なりを整える装いの基本であり、各時代の美意識が感じられる染織品と装身具を紹介した「第4章 染織と装身具 装わずにはいられない」、続く 「第5章 茶の湯の美 曇りなき眼で見定める」では中世に誕生し、日本の生活文化に大きな影響を与えてきた
↑能装束 段に流水海松貝模様縫箔 一領 江戸時代 18~19世紀 サントリー美術館 【展示期間 4/17~5/13】
「茶の湯の道具」を取り上げている。「第6章 ガラス 不透明さをも愛する」では、世界的にも名高いサントリー美術館のガラス・コレクションから江戸時代の和ガラス、近世ヨーロッパと中国・清朝のガラス、そしてフランス・アール・ヌーヴォー期のエミール・ガレの作品が展示される。どの章でも紹介されているのは、貴重な作品であり、また人々の生活に密接に関わった品々でもあること、知られていない作品でも視点を変えれば名だたる「名品」となりうることがテーマになっている。
通常の作品解説だけではなく作品にまつわる逸話といったマニアックな情報を限定で見ることができる。鑑賞する人がそれらの作品にまつわるエピソード
↑重要文化財 泰西王侯騎馬図屛風(四曲一双) 桃山時代 17世紀 サントリー美術館 【展示期間:4/17~5/13】
や意外な一面を知れば、その作品の面白さが感じられるのではないか。少し視点を変えるだけで強く心を惹かれる作品となり、その人の「メイヒン」に変わるのではないだろうか。それぞれのテーマ(各章)のなかで自分の好みのメイヒンを探し出してみてはいかがだろう。
『サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品』 サントリー美術館(港区・六本木)
会期:2024年4月17日(水)〜6月16日(日) ※作品保護のため、会期中展示替有 会場:サントリー美術館(東京ミッドタウン ガレリア3階) 開館時間:10:00~18:00 ※金曜および4月27日(土)、28日(日)、5月2日(木)~5日(日・祝)、6月15日(土)は20:00まで開館 ※各日入館は閉館の30分前まで 休館日:火曜日(6月11日は18:00まで開館)入館料:一般 1500円、大学・高校生 1000円、中学生以下無料※サントリー美術館受付、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて取扱 ※サントリー美術館受付での販売は開館日のみ お問合せ:03-3479-8600 アクセス:都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結、東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結、東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩約3分 バス:都営バス(渋谷発)都01「六本木駅前」下車徒歩約2分、ちぃばす(赤坂ルート)「六本木七丁目」、「檜町公園」下車 徒歩約1分 サントリー美術館 ウェブサイト:https://www.suntory.co.jp/sma 主催:サントリー美術館、朝日新聞社 協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス