↑《ポガニー嬢Ⅱ》1925年 (2006年鋳造)、磨かれたブロンズ、高さ44.8cm、石橋財団アーティゾン美術館
→ 《接吻》 1907-10年、石膏、高さ28.0cm、石橋財団アーティゾン美術館
→展示会場風景
↑→《眠れるミューズ》1910-1911年頃、石膏、19.0×28.0×19.5cm、大阪中之島美術館(5月12日まで展示)
↑《苦しみ》1907年、ブロンズ、29.2×28.8×22.3cm、アート・インスティテュート・オブ・シカゴ Photo image: Art Resource, NY ※画像すべてコンスタンティン・ブランクーシ
20世紀を代表する独創的な彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシを紹介する展覧会である。→ 《接吻》 1907-10年、石膏、高さ28.0cm、石橋財団アーティゾン美術館
→展示会場風景
↑→《眠れるミューズ》1910-1911年頃、石膏、19.0×28.0×19.5cm、大阪中之島美術館(5月12日まで展示)
↑《苦しみ》1907年、ブロンズ、29.2×28.8×22.3cm、アート・インスティテュート・オブ・シカゴ Photo image: Art Resource, NY ※画像すべてコンスタンティン・ブランクーシ
彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は、ルーマニア出身でパリ美術学校に入学し彫刻を学び、その後ロダンのアトリエで助手を務めるが、短期間でアトリエを出た。純粋なフォルムの探究を通じて、ロダン以後の20世紀彫刻の領野を切り拓き、抽象彫刻に影響を与えた存在として知られている。
本展では、彫刻作品を中心にフレスコ、テンペラなどの絵画作品やドローイング、写真作品などでブランクーシの作品群を紹介。アカデミックな写実性やロダンの影響をとどめた初期から対象のフォルムをそのエッ センスへと還元させていく1910年代、そして、「鳥」に代表される主題の抽象化が進められる1920年代以降の時期までと彫刻家ブランクーシの歩みを展観している。紹介されている作品群は
↑《洗練された若い女性(ナンシー・キュナールの肖像)》1928-32年(2013年鋳造)、磨かれたブロンズ、54.9× 14.9×21.9cm ブランクーシ・エステート
←《コンスタンティン・ブランクーシ》1924年(撮影:キャサリン・ドライヤー)、石橋財団アーティゾン美術館
※画像すべてコンスタンティン・ブランクーシ
↓特集コーナー展示 清水多嘉示(4階展示室)
ブランクーシ・エステートおよび国内外の美術館等からの彫刻作品約20点に絵画、写真作品を加えた計約90点で構成。←《コンスタンティン・ブランクーシ》1924年(撮影:キャサリン・ドライヤー)、石橋財団アーティゾン美術館
※画像すべてコンスタンティン・ブランクーシ
↓特集コーナー展示 清水多嘉示(4階展示室)
見どころとしては前述の彫刻家ブランクーシの日本の美術館で初めての回顧展であること、アーティストの初期からの1920年代までの創作活動の展観、彫刻以外の絵画や写真作品の紹介、そして創作者としての多面的な側面にスポットを当てて 紹介されていることである。
コンスタンティン・ブランクーシ(onstantin Brâncuşi 1876年2月19日~1957年3月16日) ルーマニア出身の20世紀を代表する彫刻家。ルーマニアのホビツァに生まれる。ブカレスト国立美術学校に学んだ後、1904年にパリに出て、ロダンのアトリエに助手として招き入れられるも、短期間で離れ、独自に創作に取り組み始める。同時期に発見されたアフリカ彫刻などの非西欧圏の芸術に通じる野性的な造形を特徴とするとともに素材への鋭い感性に裏打ちされた洗練されたフォルムを追求。同時代および後続世代の芸術家に多大な影響を及ぼしたことで知られる。(展覧会資料より)
●同展同時開催:石橋財団コレクション選(5・4階展示室) 特集コーナー展示 清水多嘉示(4階展示室)
↑アーティゾン美術館
『ブランクーシ 本質を象(かたどる)』開催場所:アーティゾン美術館(中央区・京橋) 会期:2024年3月30 日(土)~7月7日(日) 会場:アーティゾン美術館 6 階展示室 開館時間:10:00~18:00(5月3日を除く金曜日は20:00 まで)*入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日(4月29 日、5月6日は開館)、4月30 日、5月7日 入館料(税込): 日時指定予約制 ウェブ予約チケット1800 円、窓口販売チケット2000 円、学生無料(要ウェブ予約)*予約枠に空きがあれば美術館窓口でもチケットの購入可 *中学生以下の方はウェブ予約不要。*この料金で同時開催の展覧会を全て観覧可。主催:公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館、朝日新聞社 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、在日ルーマニア大使館 キュレーション: ジェローム・ヌートル(インディペンデント・キュレーター) 島本英明(公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館学芸員) 上田杏菜(公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館学芸員) 同時開催:石橋財団コレクション選(5・4階展示室) 特集コーナー展示 清水多嘉示(4階展示室)