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フォーヴィスム(野獣派)のリーダー的存在として知られた20世紀最大で巨匠の一人アンリ・マティス(1869-1954)。野獣派の活動が短期間で終わった後も20世紀を代表する芸術家の一人として氏名度は衰えず、精力的に活動を続けていた。画家が後半生の大半を過ごすこととなったニースのアトリエでマティスは、様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方、色紙をハサミで切り↑アンリ・マティス《ポリネシア、海》1964年(1946年の切り紙絵に基づく) 羊毛のタペストリー 198×309cm
ルーヴル美術館蔵(ニース市マティス美術館寄託)©Succession H. Matisse Photo: François Fernandez
抜き、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組んでいる。 『マティス 自由なフォルム』と題された本展ではフランス・ニース市マティス美術館の所蔵作品を中心にこの切り紙絵に焦点を当てて、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約150点を紹介する。
とくに切り紙絵の代表的作例である《ブルー・ヌードⅣ》が出品されるほか、大作《花と果実》は本展のためにフランスでの修復を経て日本初公開となる必見の作品だ。
さらに本展では、マティスが最晩年に建設に取 り組んだヴァンスのロザリオ礼拝堂にも着目。まさに芸術家人生の集大成ともいえるこの礼拝堂の建築から室内装飾、祭服に至るまでマティスの芸術を紹介する。
←アンリ・マティス《花と果実》1952-1953年 切り紙絵 410×870cm ニース市マティス美術館蔵 ©Succession H. Matisse Photo: François Fernandez 『マティス 自由なフォルム』国立新美術館(港区・六本木) 会期:2024年2月14日(水)~5月27日(月)休館日:毎週火曜日※ただし4月30日(火)は開館 会場:国立新美術館 企画展示室 2E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 開館時間:10:00~18:00※毎週金・土曜日は20:00まで※入場は閉館の30分前まで 入場料:一般2200円、大学生1400円、高校生1000円、中学生以下は入場無料 ※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料 ※2024年4月3日(水)~8日(月)は高校生無料観覧日(要学生証提示)※キャンパスメンバーズ、ぐるっとパス所持者、割引対象者の方は、割引対象物(学生証、職員証、割引引換券等)をお持ちのうえご来場いただき、国立新美術館チケット売場で該当のチケットをご購入ください。主催:国立新美術館、ニース市マティス美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網 特別協賛:キヤノン 協賛:DNP大日本印刷 協力:日本航空、日本貨物航空、ヤマト運輸 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、J-WAVE アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結) 東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分 都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分